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zoom RSS 時計の振動数とは?

<<   作成日時 : 2014/06/30 09:31   >>

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こんにちは。店長です

もう6月も終わり。あっという間に夏ですね

久々に時間が取れたので、今日は振動数のことについて書いてみます。

振動数というのは、時計の中のテンプ(下写真の青丸箇所)が1秒間または、
1時間あたりに振れる回数を言います。



この振動数は4回とか、5回という表記であれば、それは1秒間にテンプの
天輪が左右に振れる回数を意味します。18000回など、万単位の数値で
表現されるときは、1時間あたりにテンプが振れる回数のことです。


20世紀初頭の懐中時計には5振動(”クイックトレイン” と言う)のものが
多いです。

ちなみに、最近の機械式時計では8振動のものが多いようです。

一般的に、振動数が多い=精度が良い と考えられているようですが、
振動数と精度が必ずしも連動しているワケではないようです。

その殆どが1振動程度と言われているホールクロックでも、時計を整備
する技能士の腕次第では、相当な精度も出る場合も多いです。

それに、振動数が多いということは、それだけ内部のパーツが早く摩耗
して行く可能性が高いことを意味します。
もちろん、昨今の時計は摩耗に対する対策が十分行われていますが…。


ホールクロック、当時のアメリカでは、グランドファザーズクロック、イギリス
では、ロングケースクロックと呼ばれていたものですね。僕も子供のころに
こうしたロングケースクロックをたまに見かけましたが、最近ではあまり
目にする見る機会も少なくなりました。

振動数はすなわちアンクルの動きとも関わってきますから、ホールクロック
なんかだと、ものすごくのんびり動きますよね。

ディズニーランドで、「イッツアスモールワールド」の建物前に行くと、
「カッ、コッ、カッ、コッ…」と1振動くらいの音が聞こえて来ます(笑)。
ホールクロックの音を喩えるなら、あんな感じですね。

まぁ、イッツアスモールワールドのそれは、作りものの音と分かっては
いるんですが、何とも和むテンポだなといつも思います。


さて、振動数について、あまり商品説明中で僕は言及しないのですが、
鍵捲き懐中など、振動数が少ないものは、一般的に音で表現するなら、
コチ、コチ、コチ…とちょっと周波数の低い心地の良い感じの穏やかな音が
鳴ります。

クイックトレインの音はカチカチカチといかにも時計らしい元気のある音です。

この辺は好みですね。ケースの大きな懐中時計の方が音がしっかり
鳴る印象がありますが、鉄道懐中など、音の静かなものもあるので、
この辺りはケースとの兼ね合いがかなり影響しているのでしょう。

ちなみに、クイックトレイン(5振動)とは、1秒間に5回テンプが振動する
ワケですから、1時間あたりでは、18,000振動(5回x3600秒)と同じです。

クイックトレインに対し、1秒間4振動(14,400振動/時)、または4.5振動
(16,200振動/時)のものは一般的にスロートレインと呼ばれます。


振動数…だから何だ?と言われればそれまでかも知れませんが、
小さな力で規則正しく動くこのムーブメントの精緻な動きに我々は今なお
心揺れてしまうワケです。

やはり、懐中時計はスペックだけではない、心で感じる部分も多いものです。
素敵な懐中時計を手にしたときは、見た目はもちろんのこと、手触りや
音など、五感をフルにその良さを感じて頂けると幸いです。

ではまた!

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